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スマホ老眼とは?若者に増加中!?

作成日:2022年4月18日

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スマホ老眼とは?若者に増加中!?

最近、10代後半~30代の若者の間で、スマートフォンなどの携帯情報端末の長時間の使用による「スマホ老眼」の症状に悩む人が増加しています。

スマホ老眼は放置すると見えにくいだけでなく、集中力が低下したり、肩こりや頭痛を招いたりするおそれがあり、日頃から目を酷使しないよう注意する必要があります。

このページでは、若者に急増中のスマホ老眼の原因や予防法などについて解説します。

若者なのに老眼?その原因は?

若者なのに老眼?その原因は?

目にはカメラのレンズのような役割をする水晶体があります。

水晶体は、透明な凸レンズで弾力性に富んでおり、ピントを調節させるために厚さを変化させることができます。この水晶体は加齢に伴って硬くなり、目のピントの調節機能が衰えます。

これが老眼であり、40歳を超えると症状が出る人が多くなります。

最近では老眼のような症状が若者の間にも広がっており、スマートフォンを始めとするタブレットやゲーム機、パソコンなどの携帯情報端末を長時間使用する層に発症する人が多いことから、「スマホ老眼」と呼ばれています。

スマホ老眼は、近距離にあるスマートフォンを長時間見続けることで、水晶体の厚みを変えてピントを調節する筋肉(毛様体筋)に負担がかかり、ピントの調節が利かなくなることで起こります。

また、パソコンやスマートフォンなどの液晶画面からは強い光が入り続けるため、目に入って来る光の量を調節する「虹彩筋」という筋肉にも負担がかかり、より目の疲労度が高まります。

スマホ老眼は、日中問題なく見えていても夕方以降に症状が出て来る人が多く、これはこの虹彩筋の筋力が徐々に低下しているためと考えられています。

パソコンよりも小さい文字を近距離で見続け、いつでもどこでも気軽に使え、ついつい使いすぎてしまうスマートフォンの方が目にかかる負担が大きいと言われています。

スマホ老眼の症状は、通常の老眼同様に、近くのものが見えにくい、目の疲れ、かすみ、肩こり、頭痛などです。

また、慢性的な眼精疲労の状態が続くことでドライアイや結膜炎、集中力の低下やいらいらの原因となることもあります。

スマホ老眼が通常の老眼と異なるのは、症状が一時的であるということですが、何度もスマホ老眼の症状が繰り返されることで、症状が重くなったり、老眼を早めたりする危険性があると指摘されています。

近年では、携帯情報端末を使用する年齢が若年化しており、成長期にある子どもが近くにピントを合わせ続けることで近視になりやすくなったり、近視が進んでしまったりすることが問題となっています。

スマホ老眼をセルフチェックする方法

スマホ老眼の可能性があるかどうかをセルフチェックする方法があります。以下の項目に3つ以上当てはまる人は要注意です。

□スマホ、パソコン、タブレット等の携帯情報端末を一日に3時間以上使用する。
□携帯情報端末の操作直後に画面から目を離すと、周囲の視界にピントが合わないことがある。
□遠くを見たあとに近くを見るとピントが合わないことがある。
□近くを見た後に遠くを見るとピントが合わないことがある。
□朝は画面がよく見えていたのに、夕方になると見えにくくなることがある。
□以前は読めていた小さい文字が最近読みづらくなった。
□原因不明の肩・首のこり、頭痛があり、以前より症状が重くなったと感じる。

また、手軽にスマホ老眼をセルフチェックする方法として、自分の指を使った検査方法があります。

(1)目から10cm程度離した位置に人差し指の腹側を自分に向けて立てる。
(2)目から徐々に人差し指を離していき、指紋がはっきり見え始めた位置で止める。
(3)目と指の距離を測る。

人によっては近視、遠視、乱視などがあり、見え方には個人差があるため、一概にこの方法でスマホ老眼の可能性を明確にできるわけではありませんが、目と人差し指の距離が30cmを超えると、老眼の症状の出始めと言われています。

スマホ老眼を予防する方法とは?

・作業中は定期的に休憩する。

スマートフォンやパソコンでの作業を1時間行ったら10~15分は休憩して目を休める時間を作りましょう。

目は閉じるか、なるべく遠くを眺めるようにします。

・携帯情報端末と目の距離を保つ。

スマートフォンやゲーム機、タブレットなど手元で操作する電子機器は目との距離を40㎝以上離すことが推奨されています。

・寝ながら携帯情報端末を操作しない。

横になった状態でスマートフォンなどを操作すると、左右の目と画面の距離が異なるため、片方の目だけに負担がかかります。

また、部屋が暗いと明るい時よりも目のピントが合いにくくなるため、より目を酷使することになり、スマホ老眼になりやすくなります。

携帯情報端末を使用する時は、部屋を明るくして身体を起こした状態で使用しましょう。

・目の疲労を感じたら目の周りを温める。

ホットタオルなどで目の周りを温めると、血流が良くなるため目の周囲の筋肉がほぐれ、疲れ目を改善させることができます。

・意識的に瞬きの回数を増やす。

液晶画面を見続ける作業や、長時間運転すると瞬きの回数が減るためドライアイの症状が悪化しやすくなります。

長時間目を使う場合は、意識的にまばたきをする回数を増やし

・目を温める

目を温めるとまた、まぶたの中にあるマイボーム腺が開きやすくなるため、詰まりが解消されやすくなります。

・ビタミンAが不足しないようにする。

ビタミンAには目の細胞の働きを正常に保ち、目を乾燥から守る粘液であるムチンの分泌を促進します。

ビタミンAは人参、ほうれん草、豚レバーなどに豊富に含まれますが、普段から栄養バランスの良い食事を摂っていたら不足することはほとんどありません。

偏食せず、3食規則正しく栄養バランスの良い食事を心がけましょう。

・目の周囲の筋肉を鍛える。

目の周囲の筋肉を鍛えることで目の疲労を軽減することができます。

☆目の周囲の筋肉を鍛えるトレーニング

(1)親指の爪に文字を書くかシールを貼る。
(2)近視の場合は文字が両目ではっきり見える位置から、遠視の場合は両目で見ると文字がぼやける位置から始める。
(3)1秒間で近視の場合は文字がぼやけて見える位置、遠視の場合は文字がはっきり見える位置まで腕を伸ばす。
(4)文字を見つめたまま3秒間かけて腕をスタートの位置に戻す。
(5)1回3セットを1日2回行う。

☆眼球運動のトレーニング

(1)大きく円を描くように10秒間かけて両方の眼球を回す。(目を回すことで気分が悪くようであれば、目を閉じて行ってもよい。)
(2)10秒×3回転したら、同様に反対周りに眼球を回す。
(3)寄り目を5秒間キープする。
(4)1日1回程度行う。

・スマートフォン用眼鏡を使用する。

遠近両用メガネを使用することで、目のピント調節が楽になり、目への負担を軽減させることができます。

様々な眼鏡メーカーから、者向けの遠近両用眼鏡が販売されています。

まとめ

スマホ老眼は、スマートフォンを長時間使用する若年層に多く、スマートフォンから顔を上げた時に一瞬遠くを見づらく感じるなどの症状がみられます。

症状は一時的ですが、繰り返すうちに重症化したり、老眼が早く始まったりするおそれがあります。

スマートフォンやパソコンを操作する時は休憩する時間を設け、目との距離を離して見るようにするなど、目を酷使しないように注意しましょう。

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この記事の作成者:A.N(看護師)
この記事の提供元:シルバーライフ

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